「さるぼぼ」は、岐阜県飛騨地方で昔から作られてる人形です。飛騨地方では赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、猿の赤ちゃんをイメージして「さるぼぼ」と名付けられました。
「さるぼぼ」の「さる」には幾つかのいわれが存在します。一つは「猿」でなく「去る」と書くことで、「災いが去る(猿)」「疫病が去る(猿)」などと言われ、安全が祈願されます。
また、「猿」を音読みすると「えん」と読みます。そこから派生して、「子縁(えん)」「良縁(えん)」「家庭円(えん)満」などと言い、子ども(子宝)に円があるという意味があり、子宝祈願にもつながっています。